展覧会で、泣きました。
今日は午後から、美術館巡りをしました。
先ずは、西洋美術館の「ムンク展」から…。

ムンクと云えば、何と云っても「叫び」が有名だが、左は「不安」で、右は「絶望」と云う題名の絵だ。
彼は、生と死の問題や、孤独、嫉妬、不安などを人物画に表現した画家として知られている。
以外に空いていて、気持ち良く観られた。
次が東京都美術館の…「フィラデルティア美術館展」だ。

左がピサロの「霧の印象」で、右がモネの「アンティーブの朝」だ。
モネが印象派の中ではダントツに有名だが、ピサロの田舎の景色も、好きだなぁ~。

左がルノワールの「ルグラン嬢の肖像」で、右がタニングの「誕生日」だ。
ルノワールのルグラン嬢の目を望遠鏡で観ると、実に細かな青色の濃淡が上手く使われていて、拡大して観ても素晴らしい出来映えだ。
ドロテア・タニングとは始めて知った名前だが、マックス・エルンストの奥さんになった人で、この自画像の題名も、エルンストが付けたそうだ。

マックス・エルンストの写真
美男・美女カップルだった様だ。
但しこの絵画には、先ず右のドアの向こうには、ドアの重なりで永遠が表現されており、スカートの飾りには、何やら女性の体らしいものが付いている。
そして足下には、変な怪獣が「さぁ…出掛けましょう。」とでも云わんばかりにたたずんでいる、不思議な絵だ。
そして最後に…国立博物館の「大徳川展」だ。
国立博物館では、この季節だけ庭を解放しているので、先ず庭の散策をした後は、いよいよ展覧室へ。
入ると先ず、家康が使ったと云う鎧のオンパレードで、度肝を抜かれる。
その周りには、人人人!!
3つの館の中では、一番の混み具合だ。
ゆっくりと観て進んでいく内に、ありました(^o^)/
皇女和宮のお輿入れの時の、道具類が!!

僕が昨年3月5日のブログに書きました様に、夫である将軍・家茂が、第二次・長伐戦争に出向く時に、お土産は…と聞かれると、凱旋の時には、西陣織を…とお願いしたのです。
しかし家茂は、亡骸となって帰還します。
http://www.morion.co.jp/nakamura/2006.03/
同時に、約束した京都の素晴らしい織物が、和宮の元に届けられました。
その西陣織を見て、和宮は次の句を詠います。
「家蝉(うつせみ)の唐織衣(からおりころも) なにかせむ
綾も錦も 君ありてこそ」 皇女和宮 作
この詩を詠めば、どれだけ和宮が家茂を愛していたかが、理解出来ます。
そしてなんと、この西陣織が展示されていたのです!!

これを見た瞬間、まるで自分が和宮になったかの様に、始めて広げて観た西陣織の美しさと、「君ありてこそ」…と呼んだ和宮の心境に想いが馳せて、計らずも涙してしまったのです。
因みに和宮はこの西陣織を袈裟に作り、「空蝉の袈裟」として、「芝増上寺」に奉納して、家茂の追善法要に用いたそうです。
期間は12月2日迄ですので、機会がありましたら是非お出掛け下さい。